【川底温泉】蛍川荘（大分県九重町）

　川底温泉は、山あいの温泉旅館で、九重九湯のひとつ。
　「川底の足元から湧出する温泉が名物」ということなので行ってきた。

蛍川荘の露天風呂は実は...

　「川底から温泉が。。。」ということなので露天風呂なのかと思っていたら、実際は内湯だった。

　そんなわけで、川底の足元から温泉が湧出という雰囲気はほとんども感じられなわけだが、風呂はなかなかのものだ。
　100年以上前に建てられたという蛍川荘の館内は秘湯の雰囲気満天だ。

　蛍川荘の浴室には3つの浴槽が階段状に配されている。一番低いところにある浴槽は若干ぬるめで、上の浴槽に行くほど湯温が高くなっていく。
　お湯は透明で、においもなく非常にさっぱりした浴感だ。
　湯船の底には、川石のような石がゴロゴロと横たわっており、足の裏が刺激される。この石の下から温泉が湧出しているとのことだ。
　正直言って歩きにくく、川の中を歩くような感じだ。それもそのはず川底を歩いているのだから。。。

　一番下のお湯で長湯していたら寒くなってきたので上の浴槽へ移動しようとしたら、ちょうど若い女性と男性のカップルが入ってきてしまった。
　蛍川荘は、混浴なので、そういうこともあるだろが、透明のお湯なので、ちょっと気まずい雰囲気になってしまい、熱いほうに行くこともできず、かといってすぐに上がるのも気を使わせてしまったと思われそうなので、しばらくそのまま湯に浸かって、子供と談笑した後に風呂から出た。