【那須温泉】弁天温泉旅館(栃木県那須塩原市)
那須温泉・弁天温泉旅館の日帰り温泉入湯記
弁天温泉旅館は、那須温泉郷の温泉旅館のひとつ。那須高原有料道路(ボルケーノハイウェイ)を利用してアクセスすることができる。
入り口が多少わかりにくいためか、他の温泉がとても混雑しているにもかかわらず、弁天温泉旅館だけは、とても静かだ。
建物の外観は、お世辞にも立派とはいえない。
ドアを開けると、主人と思しき人が出てきた。そのまま入湯料を払う。かなり古い施設なのだが、入湯料は1000円。3歳の子供まで、700円とられたのは、正直驚いた。
先客は誰もおらず、脱衣所は電気すらついていない状態だ。まず、電気を点けることから始めた。
浴室のドアを開けると、薄暗い中に大きな浴槽がある。外観と同じく、浴室もかなり古い感じがする。浴室の脇にはシダ植物が生えている。あえて演出しているのかもしれないが、小汚さを増徴している気がしてならない。
単純泉とのことだが、お湯は赤茶けており、かなり鉄分が多そうだ。実際舐めてみると、かなりの金属味がする。
浴室は、雰囲気はよいとは言いがたいが、掛け流しの量がかなり多いので、お湯自体は清潔だろうという気がした。
外には、混浴露天風呂がある。大きな岩組みの露天風呂が2つと、小さな1組しか入れないような浴槽が3つある。お湯は内湯が赤茶だったのに対し、露天はいずれも無色透明だ。たぶん源泉が異なっているのだろう。
大きな浴槽は強風のためか、落ち葉が大量に舞い込んでおり、風呂というよりも池というように見え、あまり入る気がしない。
小さな浴槽は、それぞれに屋根がかかって独立しているので、混浴とは言え、入りづらいということはなさそうだ。
結局、この個室風露天風呂に子供とずっと入っていた。
[2006年10月08日入湯]
弁天温泉旅館の地図
●住所:栃木県那須塩原市塩原