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【玉川温泉】ぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風(秋田県仙北市)

掛け流し

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玉川温泉にある酸性中和処理施設の案内板
あまりの酸度の高さで過去には田沢湖を死の湖に至らしめた毒水を中和している
中和には1日あたり30トンもの石灰を要しているという
 玉川温泉をすごいと言わずとして、どこの温泉がすごいと言えよう。
 pHが1.2、塩酸が主成分という強酸性温泉。レモンよりも、酢よりもすっぱいものすごい酸度だ。
 しかも泉温が98度という源泉の湧出量は、なんと毎分9000リットル。田沢湖を魚の棲めない死の湖にしてしまうほどの毒水だ。あまりの毒なので、中和処理場まで設けられているほどだ。
 この温泉街ができてしまうほどのものすごい量のお湯を、玉川温泉と新玉川温泉、そして、この「ぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風」の3件で利用している。
 大きな期待と不安を抱きつつ温泉へ。もっとも楽しみにしている玉川温泉は翌日の楽しみに取っておくとして、新玉川温泉のほうへ行ったのだが、日帰り入浴の時間が終わっていたので、ベルボーイに進められ、近くのこの「ぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風」へ行って来た。

 恐ろしく偏狭の地にあるにもかかわらず、建物はとても立派でこぎれい。しかもバリアフリーになっているので、子連れでも安心だ。フロントから階段を利用して2階に上がっていくと、売店がある。長期滞在者向けに食材なども売られている。
 番台へ行き、入浴券を購入。番台では、子供がむずがるかもしれないので、少しずつ試すようにと指導を受ける。
 こぎれいな脱衣所で服を脱ぎ中へ。
 とても新しい風呂なのだが、雰囲気は東北の湯治場そのもの。壁、床とも木でできていて、高い天井や太い梁が重圧感を感じさせてくれる。
 浴槽は源泉50%と源泉100%の2種類に分かれている。ここは温泉水をケチる必要などないほど湯量に恵まれているのだが、強すぎるということでこのように水を混入した浴槽が設けられている。
 まずは源泉50%の浴槽へ。入った瞬間は何も感じなかったのだが、徐々にピリピリとしてくる。そしてかゆみが襲ってくる。そして源泉100%の浴槽のほうへ。
 こちらはさらにピリピリ感がすごい。体全身がむずがゆくていてもたってもいられないほどだ。思わずかきむしりたくなる衝動に駆られるが、ここはじっと我慢。下手にかいてしまうと、後でしみて大変なことになってしまう。
 結局5分と入っていることができず上がってしまう。だが、他のお客さんは、痒がるでもなく物思いにふけりながら、静かにお湯に入っている。玉川温泉は、湯治にもよく利用されるとのことなので、入り慣れた湯治客なのかもしれない。
 温泉では、あがる時にはかけ湯をせず、温泉成分をつけたまま出るのがよいとされているのだが、ここ玉川温泉は例外。後で痒くなってしまうので、十分に洗い流して外へ出た。

 風呂から出てから置いてあったパンフレットを見て気づいたのだが、このぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風は、介護関連の企業によって経営されているらしい。館内の雰囲気も、ホテルというよりか、滞在型施設と感じるものがあったのも、おそらくそのためなのだろう。
[2005年08月14日入湯]

ぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風の施設情報

楽天トラベルによる玉川温泉・ぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風の情報です。

ぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風の住所

●住所:秋田県仙北市

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住んでるとこは中部地方。
最近は多忙で、湯めぐりする機会になかなか恵まれず、悶々としている今日この頃です。
以前は毎週のように温泉に通ってたけど、最近は年に数度の遠征旅行で温泉を巡っています。

このページに記載されているぶなの森 玉川温泉 湯治館 そよ風の体験記は、主観に基づくものです。
特に、掛け流しかどうかは「掛け流しと感じたか」どうかを基準としている場合があります。浴槽の一部のみが掛け流しの場合、その時の気分によって掛け流し認定していたり、掛け流し認定していなかったりということがあります。(気まぐれということです。)
また、データは基本的に入湯日(2005年08月頃)のものとなっています。入湯料などは変動する可能性があります。
施設の都合により日帰り入浴をやめている、繁忙期は日帰り入浴を受け付けないなど例外的措置をとっている場合がありますのでご注意ください。