【大桑温泉】楽ちんの湯（石川県金沢市）

大桑温泉・楽ちんの湯は、金沢市大桑のちょうど山側環状の大桑出口付近に位置する日帰り温泉。
2007年6月にオープンしたばかりの真新しい施設だ。
これで山側環状の温泉施設は、しあわせの湯IIに続いて2軒目。アクセスのよいところに日帰り温泉ができるのは大歓迎だ。

楽ちんの湯は、回転寿司の店に併設している。食事＋風呂という行動パターンを想定しているのだろう。
そういうこともあってか、家族連れと思われる客が多い。

楽ちんの湯のお湯は、モール泉

浴室は、ピンク～茶色っぽい石が使用されており、近年流行の御影石や青石の組み合わせとは雰囲気が異なる。
お湯は、金沢特有のコーヒー色で、透明度がかなり低い。

しかも天然温泉100％との表示がある。実際お湯に浸かってみても、塩素臭は皆無でお湯のぬるぬる感がたまらない。
ひょっとしたら、お湯を循環せずに使用しているのかもしれないと感じた。
泉質はモール泉で、十勝地方などに湧くものと同様だ。

外には露天風呂があり、一部は屋根がかかっていて雨でも利用できるようになっている。
露天風呂の中央にはテレビがあり、テレビを見ながらお湯を楽しむことができる。だが、見たくない番組も見せられてしまうわけで、これは賛否両論あるだろうなと感じた。

露天風呂のほうもお湯は黒～茶色なのだが、こちらはわずかに塩素臭がする。また、ぬるぬる感も少し低かった。
とは言え、泉質といい雰囲気といい、近隣のしあわせの湯IIより大きく勝っていると感じた。楽ちんの湯開業に伴って、しあわせの湯のほうも奮闘してさらにいい温泉になってもらえれば利用者としては言うことなしだ。